「2006年2月」アーカイブ

国会の「軽さ」が気になる

昨日の国会での党首討論。前原代表が強気だったので、何か改めて出てくるのかと期待していた一人でした。結局、新たな証拠などは出されず、具体的な持ち時間45分のうち最後の9分しか論議しなかったこと自体も、残念ながら「逃げ」を打っているようにしか見えませんでしたね。

それが本物であった場合は相手にとっては決定的なダメージとなる性質のものだけに、「堀江メール」なるものの真偽は、ウラを必ずとっておかなければならなかったはずです。十分に検討しないまま、国会での質問に取り上げたのだとしたら、民主党の国会対策はやはり軽率のそしりを免れないでしょう。

我々地方議員でも、議会で問題を取り上げるときは「事実関係は間違っていないか」「問題点は正しく把握されているか」「人を徒に誹謗していないか」など、結構気を遣いながら取り上げているものです。
まして与野党が激突してしのぎを削る国会で、適正を欠いた情報に基づく質問は、相手を利するだけだというのは政治の基礎なのではないだろうか。

これを許してしまった民主党国会対策の「軽さ」については大いに反省すべきでしょう。前原代表を同様に「軽い」と思いたくはないけれど、何を持って「信憑性が高い」と判断されたのか、その判断の根拠については(彼のためにも)説明すべきでしょう。
一方、自民党側も「重い」とはいえませんねえ。武部さんなんか「根拠のないことで国民を欺いた」なんて怒って見せましたが、ではホリエモンを「我が弟です。息子です」といって国民を欺いた責任はどうするのか「あなたに人のことが言えた義理か」と言いたくなりますね。

根拠も軽い、判断も軽い、評価も軽い、今回の事件。国会の論議はそんなに軽いもので良いのか、国会の「軽さ」が気になる昨日と今日でした。

成熟した社会の中で活力を維持-予算にどう反映?

北九州市議会2月定例会が今日から始まりました。来年度の予算案などを審議するため最も長い議会である2月定例会は、会期が3月24日までとなりました。
提案された平成18年度予算案は一般会計約5千161億円、特別会計・企業会計併せて約1兆1930億円の規模となります。景気の回復傾向や税制改定などにより税収は伸びが見込めるものの、国の厳しい財政抑制策や地方への負担増などで、全体的には引き続き抑制的な予算編成となりました。

今日は、本会議で末吉市長が議案の「提案理由の説明」が行われ、市長は提案理由の説明の中で「これまでの経済成長最優先の社会のあり方を変え、成熟した社会の中で、活力を維持していくことが求められている」と述べました。
私も賛成です。しかし、それらをどう具体化するのか。予算案ではどのように反映されているのか、私も冷静に検討していきたいと思っています。

明日以降、議会は一旦休会となり、各会派の代表質問は3月1日から始まります。(一般質疑はその後、私の今議会での質問は3月3日か6日ぐらいになりそうです。)

九州各地から120名の自治体議員が参加して研修

民主党に所属または推薦友好関係にある九州の地方議員が一堂に会して研修を行う「民主党九州ブロック自治体議員フォーラム」が福岡市で開かれました。

研修では前原誠司代表や、安住淳選対委員長、鈴木克昌自治体局長の講演の後、質疑応答という内容で行われたのですが、福岡市という便利さが功を奏したのか、九州各地から120名を越える自治体議員が参加しました。全国のブロック会議でも、100名を越える議員が参加した研修会は珍しいそうです。

前原代表の講演は「民主党が目指す政府は、自民党の言う小さな政府ではなく、効率的で人を大切にする政府だ。」という持論を解説する内容でした。九州各地からの憲法問題へ批判を意識してか「憲法を変えて自衛隊を海外にだそうなどと考えているのではない。9条の1項は堅持するべきだと考えている。誤解をして欲しくないのだが」と真意を伝えようとする努力も見えました。
安住選対委員長に対しては、統一自治体選挙にのぞむ多くの仲間から「民主党は国会議員だけの党ではない。もっと地方議員への配慮をすべきだ」との強い要望が出されていました。

懇親会では、各地から参加した仲間たちがそれぞれ自己紹介。久しぶりに会った人、初めての人、民主党に結集、賛同する議員同士交流を深める良い機会となりました。
14日は、参加者の希望が多かった九州国立博物館の見学となりました。期せずして私は2回目の九博訪問となりました。

中心市街地活性化へ、苦闘する山形市

会派の視察(年に1度)で山形市などに行ってきました。かつて戦国武将・最上義光が百万石の権勢を誇った山形市は、現在人口約25万5千人。豊かな自然環境と社会環境を調和させながら「環境先進都市」をめざしてがんばっておられます。
しかし東北の県都・山形市もご多聞に漏れずその中心市街地は空洞化が進み活性化の取り組みには苦闘を強いられているのが実情のようでした。

山形市内の代表的なデパートであった旧山形松阪屋が撤退して空きビルとなっていた跡地をそのまま地元の貸しビル事業者が購入。8階建てビルの4階以上を市や県、商工会議所が連携し公益的活用を図ったのが「ナナ・ビーンズ」でした。
利用形態は、4階が起業者支援施設「山形インキュベートプラザ」、5階が子育て支援施設「アーベ」(AIMの子育て支援プラザのような施設)、高齢者交流サロン、こけし展示室、6階が市民ギャラリー、7階が学習空間「mana-vi」、8階が県によるスポーツプラザ21になっていました。

それぞれは、現在、こうした施設内に設置が考えられる範囲のものでしたが、特徴的なのはこれが時限的なものである点でしょう。
このビルのオーナーはビル購入から10年で再開発を行うことを前提としているため入居者はいずれ撤退を余儀なくされることになります。再開発全体も、具体像がそれまでに固まれば結構なことですが、中心市街地の再活性化はそう簡単にはことが運びそうにもありません。
山形市としてはこれらの運営費として毎年1億5千万円程度を支出し、延べ人数で50万人の利用者がある「ナナ・ビーンズ」を今後どのように継続していくのか、中心市街地活性化の全体構想とからめて計画していくことが課題となっていくと思われました。

現在、国会ではまちづくり3法の改正が論議され、郊外型の大型ショッピングモールの出店を規制しようという動きがありますが、山形市ではすでに2万㎡を越える店を含めて大型店が立地していしまっているという現実があります。
その上で、中心市街地の魅力を高めながらどのように活性化させられるか、今後の取り組みを注目していきたいと思います。

山形市では、このほかJR駅前にある「山形テルサ」を見学しました。山形市と雇用・能力開発機構が共同設置した勤労者向けの総合福祉施設ですが、75億円の建物(うち開発機構分40億円)を、山形市は8千万円で買い受けたそうです。(同機構は、行革が迫られる中、全国の施設をこのように投げ売りしていますね。)
800席のホールをはじめ研修室など、駅前の利便性もあり使いやすい施設ではあるようですが、年間運営費は約3億円。うちテナント・利用料などで実質1億3千万円ほどが市の負担となっているようです。
財政運営の中で、これらをどう位置づけていくのかで「山形テルサ」が安い買い物だったか、高い買い物だったかが見えてくることになりそうです。
それにしても40億円が8千万円とはねえ!
写真はナナ・ビーンズ5階の「こけし展示施設」と、山形テルサのホール。

続会委員会で論議

前回あまりにも報告事案が多すぎて、引き続き委員会を開くこととなった市議会厚生消防常任委員会が開かれ、介護保険の動向や、私も質問した地域包括支援センターのあり方などが論議されました。
ただし、質問の残っていた共産党の委員が一人1時間ずつ時間を使い計2時間。質問しようと思ったら、あらゆる項目でいくらでもできる。質問を制限するつもりはさらさらないけど、もう少し整理して質問して欲しいものですね。
内容については本ノート1月24日前回委員会分をご参照下さい。
この日は、他に経済港湾委員会なども開かれ「競輪事業の民間委託問題」についても論議が続けられました。

AndBeyond 松井龍哉さんの展覧会

新北九州空港開港からスタートする新規航空会社・スターフライヤー機のデザインを担当してきた新進気鋭のデザイナー松井龍哉さんの展覧会「AndByond移動のイノベーション北九州展」が今日から開かれているというので夕方立ち寄ってみました。

白と黒を基調とした航空機としては斬新なスターフライヤー機のデザインは、北九州市民にも次第に知られ始めていますが、チケットや機内のアイテムのデザインや、これらが制作されていく過程についてはなかなか見る機会がありません。
会場は少し暗くなって、マザーコメットが飛ぶイメージがつくられたケースに機体や機内デザイン、制服の制作原案など展示されていました。ボリュームはありませんが「なるほどこんなようにデザインを考えるのか」と興味深い展示となっています。
展示は今日から3月26日まで、魚町2丁目のセルブ第3ビル5階で。入場は無料ですが午前10時から午後5時までと時間が短い。私たちもぎりぎりでした。土曜日曜はやってるようです。

それにしても飛行機のデザインを手がけるというのはめったにない機会ですから、デザイナー冥利に尽きるというもんでしょうね。商業デザインとしても成功をお祈りしつつ会場を後にしました。
写真は展示の一部。座席の模型が分かるでしょうか。

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