「せらちゃんノート: 2007年2月」アーカイブ

北橋市長誕生後初議会の議案送付

北橋市長が誕生してはじめての北九州市議会の招集がなされ議案が送付されてきました。3月6日からが15日までの日程です。
北橋健治新北九州市長は、市議会議員との初めての論戦に臨むことになります。市長は4月から6月までの暫定予算案を提案しますが、新市長のカラーが出せるのは6月議会での本予算案提案の時点なので、今回は予算案の議論は重点とはなりません。
しかし、市議会本会議では議案質疑のほか一般質問も行わます。不肖わたくしも北橋市長の初議会での質問に立たせていただきたいと考えています。明日3月1日が、発言通告締め切り。さてどんな質問をぶつけていこうかと思案中ですが、選挙で示された「マニフェスト」や当面急ぐべき課題について論議することになるのだろうと思っています。
また、3月の議会では、2年任期の市議会各常任委員会が改選となります。委員会の所属も検討しなければなりません。新市長の仕事との関係もあり、これも思案のしどころです。詳細はまたご報告申し上げます。

青年将校らの悲哀

今から71年前、その後の軍国日本への突進を決定づけた「2・26事件」が起きました。昭和11年、陸軍皇道派の影響を受けた20歳から30歳代を中心とする青年将校らが「昭和維新断行・尊皇討奸」を掲げて約1500名の兵を率い起こしたクーデター未遂事件でした。

最近出版された「盗聴2・26事件」(NHK)では、次第に過激な行動に出る皇道派の動向を電話盗聴などで把握し、彼らのクーデターを機に一挙に戒厳令を布いて事実上の陸軍主導の軍事政権をめざす「統制派」によるカウンタークーデターであったことが明かにされています。
政敵を排除して軍内部の実権を握り軍事政権を樹立するという政治目的のために、農村の疲弊と政治腐敗を憂い天皇親政を実現させて政治を一新しようという純粋な青年将校たち犠牲にし、思想的背景をなした北一輝らも一緒に処刑されてしまいます。一方で、軍内部での解明はうやむやにされたまま事件は終結。東条英機らを中心とする統制派は実権を掌握して翌年には蘆溝橋事件が勃発、日本はまっしぐらにファシズムの道を突き進むことになります。

陸軍青年将校の多くは疲弊した農村の出身でした。冷害による不作がつづき、娘たちの身売りが余儀なくされる惨状に、青年たちの怒りと世直しへの思いが募ったのでした。しかし、彼らはいわば政治の犠牲とされたのです。政治には陰謀や犠牲はつきものとはいえ、心休まる日を迎える事なく世を去った青年将校たちの悲哀を思うと切なくなります。

翻って現代の我々は「青年将校」らの思いに応え切れているのだろうか。あるいは「青年将校」を犠牲にしようとしていないだろうか。地方政治の一端を担っている私としても、あらためて心しなければならないのではないかと自戒するのです。
ところで、福岡県知事選挙に臨む稲富修二君も、当時の青年将校らと同じ年代ではあります。彼に2・26青年将校の悲哀を味あわせたくないと思うのは私ひとりではないと思うのですが。

原田ひろしさん事務所びらき

民主党公認候補として小倉北区から福岡県議会議員選挙をたたかう原田ひろしさんの後援会事務所開きが行われました。私の地元・小倉北区でもいよいよ統一自治体選挙がはじまります。
事務所開きには、北橋市長も参加されて「ハートフルの旗を掲げてくれた原田さんの必勝をお祈りする」とご挨拶いただきました。
地元の自治会や同志社大学同窓会の有志の方々もご参加いただき心強い限りです。
前回に引き続き再挑戦となる原田ひろしさんは「志をもって、子育てや安心安全な県政を創るためにがんばりたい。」と決意を述べました。
私も「市長選挙の勝因の一つは、厳しい格差社会の出現にたいする有権者の不安や不満の表明であり、それは政治潮流として続いている。ハートフルな社会を創ろうとする原田さんの決意が有権者に届けば必ず勝利できる。がんばりましょう。」とご挨拶させていただきました。県議選挙は、3月30日告示、4月8日投票です。
皆様、ぜひ投票に参りましょう!

園児たちの創作絵本展が開かれました

創立70周年を迎えた市内の保育園がその記念イベントとして、子どもたちが卒園記念として毎年作成している「創作絵本」の展示会を実施されましたので、お訪ねしました。会場はJR小倉駅北側のAIMビル3階の子育てふれあい交流プラザ。
同系列の保育園・幼稚園4園の合同イベントでしたから、会場にはところ狭しと子どもたちが制作した絵本が展示され、すでに保育士さんや関係者など多くの方々がそれらを手にとって眺めておられました。
カミさんと一緒に訪れた私も早速、子どもたち作成の絵本を手に取りました。どれも、すばらしく楽しいものでした。動物たちを主人公にしたストーリーのあるもの、絵の発想や色遣い・構図などが目を引くもの、生活感がにじみ出ているもの、あるいは日頃の絵本活動がかいま見えるものなどなど、卒園を前にした年長さんたちが保育士さんたちのアドバイスを受けながら、一生懸命制作に取り組んできた様子が目に見えるようでした。
「○○ちゃんは大きな木にしたいっていうので、じゃあやってみよう。ここはこうでと、とっても気合いが入ってたんですよ!」などと、目を輝かせて楽しそうにご説明いただく保育士さんたちの様子をおうかがいしていると、子どもたちを包んでおられるその園の暖かさも感じることが出来ました。
また他の先生方からは「子どもたち一人ひとりと向き合って絵本の制作をすすめるなかで、子どもたちの心をより理解できますし、真剣に向き合うことができるのです。私たちこそ勉強させてもらっているんですよ。」などとご説明いただきました。
「この絵本制作は企業秘密。本当はみんなには教えたくないんですけどねえ。」といたずらっぽくおっしゃりながら、もっともっと子どもたちのための絵本活動が広がってほしいと願っておられる主催者の先生方でした。

これらの園では、すでに昭和40年代から毎日の絵本の読み聞かせや絵本貸し出しなどの絵本活動を展開されてきたそうです。その活動の一環として、開始した卒園記念の手作り絵本制作もすでに20年以上続いています。なかには成人した卒園児が「大事に持っていました」と当時の絵本を手に先生方をたずねてくれることもあるそうです。きっとその子の、大切な心のよりどころとなっていたのでしょう。
絵本の力を最大限活かして、子どもたちの心を育てる皆さんの絵本活動が、ますます活発になりますようにお祈りしながら楽しく会場を後にしました。
写真は、会場の模様。左には私も。主催者にご提供いただきました。ありがとうございました。

北九州市長の名刺

20年間北九州市政を担ってきた末吉興一市長の任期がさる19日で終わり、翌20日から北橋健治新市長と交代しました。私は、記念すべき北橋市長の初登庁に会議等のため出張してしまい立ち会うことが出来ず残念でした。
やっと就任三日目の今日、お会いできたので「北九州市長 北橋健治」の名刺をいただきました。記念にとっておくことにしましょう。
さて、どんな北橋市政の4年間になるのでしょう。ちまたでは「少数与党の議会対策が難しい」とか「人事を巡って一波乱あるのでは?」などなど、すでにいろいろな憶測が飛び交っているようです。
しかし、選挙で市長の座を争った自民・公明推薦の柴田さんとは(共産党推薦の三輪さんとですら)基本的な政策での共通点がたくさんありました。何よりもマニフェストなどで掲げた市民のための政策を誠実に実現する姿勢で臨んでいけば、必ず道は開かれると私は信じています。

さあ今度は県議選挙だ!相次ぎ事務所開き

4月8日には福岡県知事、県議会議員選挙が行われます。これまで北九州市長選挙の取り組みを最優先ですすめてきたため、各県議予定候補はこれからが闘いの本番となります。
今日は小倉南区で県議選を闘う民主党の「いずみひでお」くんと、門司区で闘う無所属(民主・社民推薦)の「井上としかず」くんの後援会事務所開きが相次いで行われました。また、私の地元・小倉北区でも県議選に再挑戦をする「原田ひろし」くんの事務所開きが来週に予定されています。
昨年の福岡市長選挙そして今回の北九州市長選挙と民主推薦の首長があいついで誕生しました。宮崎県の東国原知事も含めて、格差が拡大して生きづらい社会になっているのではないかと感じ、変化を求める有権者の動きを感じます。
県議選の各候補者が、これに応えて支持の受け皿となることが出来るかは、これからの動きにかかっています。がんばれ若い候補者たち!

県知事選の方はといえば、民主党県連の独自候補者擁立が迷走しています。若い稲富修二くんの名前が挙がったりしていますが、私は擁立には反対です。本当に勝ちに行くなら、本来もっと前から準備しておくべきでした。現状で白紙というのでは、とても間に合わない。せっかく優秀な若い彼が翻弄され傷つくだけだと思います。党のメンツよりも、夫人も子どもさんも含めた一人の人生を軽く考えてほしくないと思います。

乳幼児医療費の無料化拡大へ 今期最後の厚生消防常任委員会

北九州市議会での現常任委員会の任期2年間がもうすぐ終わります。今日は私の所属する厚生消防委員会最後の委員会となりました。ちょうど40回目だったのだそうです。
学童保育に関する2件の陳情の審査と、乳幼児医療費の支給など福祉医療制度見直しを検討してきた委員会の答申および地域包括支援センターの現状と課題についての報告がなされました。
このうち福祉医療見直しについては、乳幼児医療費の助成を小学校就学前までに拡大することや、老人医療費支給制度については廃止、重度障害者医療費では精神1級を追加、父子家庭への支給対象化などが答申の主な内容です。 
私は「検討委員会の審議模様について議事録を公開するなど、できるだけ多くの市民に理解していただく努力をするべきではないか」と述べた上で、父子医療費の支給に要する費用などについて質問しました。
委員会の論議では、乳幼児助成の拡大で必要になる額が平年度で5億4千万円、老人助成の廃止で5億5千万円の減、もし父子医療費助成を実施したら1億8千万円が必要とのことでした。
すでに北橋新市長はマニフェストで乳幼児医療費の助成は就学前までを実施することを明らかにしており、さらに小学校低学年への拡大も可能性を検討するとしています。また所得制限については見直しをするほか、父子医療についても早期に拡大できないか検討したいとしていますので、見直しの実施に当たっては、財源の検討を行いながら、この答申の内容をより改善した形で実施することになると思われます。
また地域包括支援センターについても、4月以降介護予防給付ケアプランの作成を民間事業所に委託できる数が上限8件とされるため、支援センターの機能強化が避けられません。人材の確保をはじめ、新市長体制下でのしっかりとした体制整備が求められることになります。

今後、各常任委員会は改選されますが、厚生消防委員会は案件と審議時間が特に多いため審議の平準化をはかるべく、委員会全体の再編成が行われることになっています。厚生消防委員会は保健病院委員会としてはどうかとの案が検討されています。これから、議員それぞれがどの委員会に所属することになるのか会派内で論議されていくことになります。

北橋市政を支えよう!議員団が会議

北橋健治さんが市長選挙で勝利してから初めての、私たち「市民の風議員団」の会合が行われ、北橋新市長も元気にご挨拶に見えました。
正確には市長の任期は2月20日からなので、19日までは市議会の控え室で各局からのヒヤリングが連日行われています。
暫定予算が市長から提案され審議される3月市議会はもう目の前、新しい市長は早速大忙しなのです。
私も、新市長が誕生してどのように市政運営が始まっていくのか、目の当たりにするのは初めての経験です。関心を持って注目していきたいと思っています。折に触れて皆様にもご報告申し上げるつもりです。

さて、私たち議員団の初会合では「少数与党でも多くの議員の理解と協力を得られる道は開かれている。何よりもまず北橋健治さんを支えるため、謙虚な気持ちで頑張ろう。」と申し合わせました。
幸いなことに、マニフェストをはじめ北橋新市長の政策は他の会派が推された候補の政策と根本的な差異はないと言って良い状態にあります。市民生活の改善のために謙虚にその実施を訴えていけば、他の議員諸氏も必ず理解してくださるものと信じています。そのための労を惜しむつもりもありません。3月議会から、建設的な論議が始まることを期待したいと思います。

市民の声を受け止めた北橋さんの勝利

激戦を終えて、北九州市長選挙の勝因敗因などの分析がマスコミ等で行われています。お聞きすると、敗北した相手陣営では投票日直前の柳沢厚生労働大臣の「女性は産む機械」発言が大きく影響したという分析がなされているのだそうですね。
しかし、私の実感では柳沢発言が主要な問題だったのではない。市長選挙で市民の皆様とお話していても、ほとんど柳沢発言は話題になりませんでした。

今回の選挙で北橋健治さんが圧勝した主要な要因は、第一に20年間の末吉市政に対して市民の「飽き」が生じており、有権者が「変化」を求めていたこと。第二に、小泉政権から安倍政権にかけて、高齢者・勤労者の所得が伸びない中で医療費や税などの負担が急増し、人々の間に格差社会に近づいているという不安と不満が鬱積していたことであり、これら有権者の思いを託すべき次期市政リーダーとして、末吉市政の継承者である国交省出身で自公推薦の柴田氏は(陣営の選挙戦術のまずさも手伝って)選択されなかったという事ではないか。
逆に、北橋さんは、末吉市政からの脱却を謳った上で、福祉や教育への重点投資を訴えて市民の不安への対応をすすめることを約束した。具体的施策をマニフェストで提示したこともあり、共産系候補の非現実性を見抜いた市民の声を受け止めることに成功したということができるのではないでしょうか。
いずれにしても、市民の声を受け止めたか受け止め損ねたかの結果であって「柳沢さんのせい」ではなさそうです。

しかし、受け止めた市民の声と期待は多様で厳しく時には気まぐれでさえあります。北橋新市長が、もしも市民の声の本当の意味を理解せず、謙虚な態度で市政運営をすすめなかったら、あっという間にその期待と信頼は失われることになるでしょう。勝利した喜びは大きいけれど、ここは謙虚に謙虚に、市民の期待に応える内容のある市政運営を行っていただきたいものです。もちろん私もがんばります。

北橋健治さんが当選-北九州市長選挙

北九州市長選挙の投開票が行われ、私たちが推した北橋健治さんが21万7千票あまりを獲得して見事当選しました。
投票率は57.89%、前回を19%以上も上回る高率で、北橋さんはいわゆる無党派層の受け皿となった結果、自民公明が推薦した国交省出身の柴田高博氏と約4万票の大差がつく圧勝でした。
北橋健治さんの訴えに応えていただき、北九州の新時代を拓く事業を託してくださったたくさんの市民の皆様に心より敬意を表します。本当にありがとうございました。
マニフェストや政策大綱に掲げたお約束を実行していくには、保守派の抵抗など多くの困難も予想されますが、北橋健治新市長は市民の皆様のご支援を力にして、謙虚に全力を尽くす決意を改めて明らかにしています。
私も微力ではありますが、しっかりと新市長を支えてがんばっていく所存です。どうぞ市民の皆様の一層のお力添えを切にお願い申し上げます。
なお、公職選挙法の規定に基づいて、1月21日より更新を自粛しておりましたこの欄も、改めて再開して参ります。併せましてご愛読のほどお願い申し上げます。

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