「過去のノート: 2006年3月」アーカイブ

乗ってみましたスターフライヤー機

用事で埼玉を往復することになり(当然ですが)新北九州空港を使うことにしました。
予約しておいたスターフライヤー機に乗ることとし、混雑を避けるために出発時刻の1時間前につくように空港に向かいました。
駐車場の手前につくと案の定、車の列。「困ったなあ」と思っていると、係の方が「搭乗ですか?」と聞くので「そうです」と答えると「左の車線に行ってください」とのこと。搭乗券を見せると専用に仕切られた駐車場に入れてくれました。当面こうしないと搭乗者が安心して乗れませんね。
さてチェックイン。対応はまあ親切でした。(まだ少し固さがあるかな。もっと笑顔があると完璧ですね。)
待合室に行って待っていると場内アナウンスで「出発が40分ほど遅れる見込み」と言っています。「ありゃあ!」と思ったら、それはほぼ同じ時刻に東京に向かうJAL機のことでした。「機材の取り替え」だとかで時間がかかるのだそうです。
JAL機は機体整備が不十分だったり、社内のごたごたが起きたり、架空チケット問題も発生したり、天下のJALがこんなていたらくでは情けないですね。
約束に遅れることを心配しましたが、正直「スターフライヤーで良かった」と思いました。
スターフライヤー社が定時性・安全性を確保しながらしっかりがんばれば、新規航空会社とはいえ高い評価を受ける可能性を持っているということでもあります。
さてA320機はスカイマーク社のような中古機ではないため、機内は真新しく清潔な感じでした。座席は確かに前が広くゆったりしています。帰りは深夜でしたので3人掛けの間が空席で横もゆっくりでくつろぐことができました。
アテンダントの応対やサービスも、大手他社と差があるとは思えませんでした。「どちらにお出かけですか?」などお客さんとお話されている姿は、気さくな感じで親しみを感じました。
東京に着くとボーディングブリッジでそのままターミナルビルに入ることが出来ました。「羽田ではバスかなあ?」と気になっていたので、安心しました。雨の時でも濡れなくてすみそうです。(ただし、深夜便となった帰りは飛行機までバスでした。羽田の稼働上現在ではしょうがないのでしょう。)

初めて乗ってみたスターフライヤー機は全般的にみて及第点を上げて良いでしょう。便利で安全な航空機として定評を勝ち得るには、まだまだこれから時間がかかるでしょうが、十分にその可能性をもった航空会社だということができます。
がんばれ北九州のスターフライヤー!

写真は左から①前が広い座席②ゆったりとした機内③黒と白で統一されたデザインのコップなど。四角いのはチョコレート。

障害福祉制度の充実を求める意見書を可決

今市議会最終日の今日は来年度予算案を賛成多数では可決したほか、地方から政府に上げる意見書を議員提出議案として審議議決しました。

意見書では私たちの会派から、障害者自立支援法下で福祉施策を後退させないことを求める「障害者福祉制度の充実に関する意見書」、新北九州空港開港に関連してより一層安全安心の確保を求める「航空保安の充実を求める意見書」、鉄道輸送や海運の比率を高めて一層の環境保全を進める「モーダルシフトの一層の推進を求める意見書」の3本を提出。他の会派との調整などありましたが、議会運営委員の努力もあり、いずれも全会一致で可決されました。

2月から続いてきた市議会定例会は今日で閉会しました。途中で新北九州空港が開港するなどしたせいでしょうか、何だか今回は大変長かったような気がします。
開会から、私の一般質疑そして予算特別委員会など、市議会の主な論議をそのつどこのブログではお伝えしてきたつもりですが、いかがだったでしょう?

地方議会の論議はマスコミに取り上げられることも少なく「一体議員って何やってるの?」と思われる市民の皆さんも多いことでしょう。このブログが、そんな皆さんと自治体議員との距離を少しでも縮めるのに役立つとすれば誠にありがたいと思います。
もちろん紙のレポートも近々作成するつもりです。予定ではA4の8ページ、かなり限られた情報量ですが、印刷された活字の安心感は何物にも代え難い安心感がありますね。手作りは結構な労力ですが、がんばります。ご期待下さい!(何のことはない、早く作れと自分にプレッシャーかけてるだけです)

明日は甥の結婚式で関東方面へ日帰りしてきます。新北九州空港から、スターフライヤー機に初めて乗ってみたいと思っています。

父母のご要望にお答えできず-学童保育

今日は常任委員会での議案や陳情などの審査でした。新年度予算との関連があるので案件審査と同時にいきなり採決となる項目もありました。

なかでも八幡西区の永犬丸児童館学童保育クラブ保護者会からの陳情については、その実情が理解できるだけに不採択というのが大変心苦しい結果となりました。

当地は10年ほど前に始まった区画整理事業にともなって人口が急増した地域。子どもたちも増え始め、4年前には授業後の留守家庭の子どもたちを保育する学童保育クラブの定員40名(当時)を越えて希望者が抽選漏れになるという事態となりました。その後、定員増や空き教室を利用したクラブの設置など工夫を重ねてきたものの平成18年度はさらに10人程度の定員増が見込まれたため、やむなく地域のデイサービス施設を間借りて保護者独自にクラブを増設。しかし費用がかさむため児童館学童クラブとの料金の差額を市で負担して欲しいという陳情です。

区画整理に伴う子どもたちの急増に市が的確に対応できていないことや、子どもを「抽選漏れ」に直面させたくないという保護者の方々の熱心なご努力を考えれば、是非なんとかできないかと思いますが、調査によれば、それぞれのクラブで設定する市内の学童保育クラブの保育料は最低で月3000円から高いクラブでは1万円、平均では約6200円です。
独自に設置するクラブの料金が6000円で、現行の永犬丸学童が5000円、その差額を助成せよとなれば、他の学童の保育料との差額も助成しないわけにはいかないでしょう。保護者が自主的に決めたばらつきのある保育料にそれぞれ差額を設定してこの4月から市が負担することは、予算執行を考えてもやはり事実上難しいというべきでしょう。
残念ながら「差額を市が負担せよ」というその項目のみについては「不採択」との態度で臨まない訳にはいきませんでした。

しかし一方、現状を放置しておくわけには行きません。委員会の議論では我が会派の佐藤昭紀議員が発言、児童館や小学校敷地内での定員増など、次年度にはすべての子どもたちが学童に入ることができるよう具体的な検討を行うことなどを当局に約束させました。私たちも中長期的な学童のあり方を検討していくことにしています。
心ならずも「不採択」で恐縮でしたが、子どもたちを思う保護者の方々のご努力に報いる私たちの決意をお汲み取りいただきたいと願っています。

産科婦人科救急は「周産期協議会で協議してPR」

今日は予算特別委員会の市長出席質疑です。私たちの第二分科会は午後3時30分から始まりました。
会派持ち時間は20分。私たちは4つの質問項目をそれぞれ1つずつ市長にぶつけました。

私は本会議質疑を受けて産婦人科救急体制の整備についてただしました。
本会議質問後、本ページなどをつうじて地元産科のお医者様や、お二人目のお子さん名をと考えておられるお母さんなどから質疑についてのご意見をいただき、そのなかで特に産科救急体制について不安を上げておられました。(本ノート3月8日分にも一部掲載)
産科医師の急激な不足は、お産が出来ないことやリスクの高い母子への対応が難しくなることと同時に、いざという時の産科救急を受けてくれる病院が少なくなる問題でもあります。
そこで、産科診療の縮小という現実に対応する産婦人科の救急についてどのように対処するのか、市長にたずねました。

市長は「産科医師不足の問題には、私も保健福祉局も病院局も危機感をもっている」
「1月に周産期協議会を立ち上げて検討していている。医療センターの総合周産期母子医療センターと他病院・診療所などとの役割分担を進めるなど具体化していく」「救急についても、まずかかりつけ医で、難しければ24時間のテレホンセンターへ。受け入れは医療センターほか他病院とも連携する体制を整えたい」などと答弁されました。

「危機感を持っている」というのは本当でしょうか?是非そうあってほしいものです。短い質問時間でしたので、産婦人科の救急患者をどこでどのように受け入れる体制を整備するのか、十分には解明できませんでしたが、危機感を持って受け入れ体制を整備し、市民や関係医療機関にもPRするとされましたので、ここではその決意を了とするべきでしょう。さらに現場での具体化を検証していきます。

高齢者むけ生涯学習ニーズが変化している!

今日の質問では先輩の佐藤昭紀議員が、高齢者の生涯学習のあり方について問題提起をされました。
「周望学舎」などを中心とする高齢者むけの生涯学習は、本市高齢者施策の柱の一つです。ところが「希望者が多くて入れない」と人気があったのが一転「定員割れ」しているというのです。これはどうしたことだろう。
市長は「カリキュラムなどまず内容を検討してみる必要があるのではないか」と述べましたが、果たしてそうなのでしょうか。
みんなで集まって一種のカルチャースクールに通う感覚の「生涯学習スタイル」が、すでに現在の高齢者(これからはさらに)のニーズに応えるものではないのではないか、高齢者むけ生涯学習のあり方を基本的に見直してみる必要がありはしないか、大変正しい重要な問題提起だと思いました。

ところで、先週木曜日に市内若松区の小学5年生の男の子が自殺するという痛ましい事件が発生しました。真相の究明はもちろん、在校児童へのケア、再発防止への取り組みなどが行われなければならないのは当然だと思いますが、教育長も出席した今日の予算特別委員会分科会で詳細な報告は出来ないにしても「二度と子どもの命を失わせない」決意ぐらいは述べて欲しかった。
 本当に子どもの命をまもり大切にする教育を、私たちはどれほど保障できるのでしょう。亡くなった子のご冥福を心からお祈りしつつ、本市ばかりではない教育改革のまだまだ遠い道のりを感じてました。

朝日新聞の記事はちょっと意地悪では?

新北九州空港開港から一夜明けて、各界からどういう受け止め方をされているか報道が気になりました。
マスコミ各社の報道は、おおむね好意的のようでホッとしました。地域経済活性化への効果や空港間競争といったテーマで今後の課題を掘り下げようとした記事や報道もありましたし、特にNHKはターミナルビル内に特設スタジオを設置して総合的な報道を試みるなど意欲的でした。(カミさんは「これ選挙速報の時みたいでいやだなあ」と言っておりました。)

ただ朝日新聞は「収支・責任・視界は不良」「看板深夜便はや混乱」との見出しで「空港経営の今後は手放しでは喜べない。」「黒字確保が難しい点だけは確かなようだ。」との手厳しい記事でした。また夕刊でも数紙が昨日のスターフライヤーの深夜便欠航について批判的でしたね。
確かに昨日の「深夜便」欠航は事実ですが、その原因は羽田空港側の天候悪化でした。また遅れに対する対応や乗り合いタクシーなどアクセスの問題については、深夜運航が日本の主要航空路線では初めて、しかもそれを新規航空会社がすすめている、その初日のできごとであることを考えると、この問題を全て空港やスターフライヤー社の責任とするのは酷すぎる気がしませんか。

そして、そもそも空港の「収支」や「採算」「黒字確保」とは何か。
たとえば新空港への連絡道路・橋は福岡県が687億円で整備しましたが、これは無料。もともと収入というもの自体がありません。

一方、北九州のような2種空港本体の整備は特会で国が責任をもって建設するものです。確かにこの特会で整備されてきたこれまでの空港が、利用需要を過大に設定するなどしてを進め、建設利権とからんで「ムダな公共事業だ」と国民の皆さんから厳しく批判されてきました。(あの新福岡空港構想なども同様ですね。)
しかしこれを言うなら新北九州空港整備費は1024億円。関門航路の浚渫土砂処分場を活用しているので、他の空港に比べれば格段に安く整備できました。特会全体の問題ならともかく、こと新北九州空港についていえば優等生でしょう。

需要予測との格差のことであれば、開港10年間平均で145万人というターミナルビルの利用者予測は決して非現実的なものではないでしょう。
私自身、年間搭乗者580万人という当初の国の需要予測は余りに過大だと市議会で批判してきました。過大な需要予測の下にターミナルビルをはじめ過大な設備投資が続けられるのではないかと心配したのです。
開館したターミナルビルは整備費が50億円。「小さく産んで大きく育てる」として他の空港ビルと比べても物足りない感じがするほどこぢんまりしています。利用者が予測を下回れば空港ターミナルビルの経営には影響が出ますが、現状では過大だと批判される程度ではないと感じます。

朝日新聞の記事は、率直に申し上げて、ちょっと意地悪な気がしました。

さて、市議会の方は、今日も予算特別委員会。消防・病院局所管分の審査でした。
私は①救急車適正利用キャンペーンやAEDの普及②119番の発信地表示システ③同報系のデジタル防災行政無線の検討④災害時要援護者支援体制の構築などについて、それぞれ当局の考えを質しました。

祝新北九州空港開港!

北九州都市圏活性化への期待を担って新北九州空港が今日開港しました。ターミナルビルも午前6時からオープン。私も出かけてきました。
天候はまたもあいにくの雨。しかもかなり風が強く、これが旧空港であればまず飛行機は飛ばないのではないかと思われました。
新規航空会社のスターフライヤーの羽田行き1番機が午前7時には出発することになっています。なんとか無事に飛んでほしい。期待をしながら見送ることにしました。

ターミナルは、多くの見学者や開港を祝う関係者、さっそく飛行機に乗る搭乗者や空港関係者でにぎわっていました。
ターミナルビル開館セレモニーの後、私は許可を得てスターフライヤー1番機(初便っていうんですね。)の出発セレモニーを見学することにしました。

2年前、北九州でスター社が資本金もほとんどない状態で活動を開始したときは、多くの方が「本当に飛べるのか」と疑問を表明されました。インターネットの航空関係の掲示板などでは「スターフライヤーが本当に飛べたら、逆立ちしてあるいてやらあ!」などと口汚く誹謗する書き込みなども続出したほどでした。
しかし、説得力のある企業コンセプトと併せて「新規航空会社の成功例をつくる」とがんばる堀社長のお人柄もあったのでしょうね。市民や企業の支援の輪は広がりはじめ 出資金も40億円をこえました。市民の強い期待を受けて準備は着々と進み、今日の1番機出発。セレモニーで堀社長が謝辞をのべる様子をみて「よくぞここまでこられた」と私も感無量でした。

午前7時過ぎ、黒と白の斬新なデザインのスターフライヤー1番機が雨の中、飛び立った時には展望デッキで眺めていた多くの方々から大きな拍手が起きました。
 午前8時過ぎにはJALの1番機が出発、中国南方航空をはじめ各チャーター便なども次々に飛び立つ予定になっていました。

私はターミナルビル内にオープンした各お店などを見学したあと、帰路につきました。
駐車料金は390円、自宅につくまで約30分でした。便利ですね。

今日一日、テレビなどでは新北九州空港オープンのニュースが夜遅くまで飛び交いました。飛行機は順調に飛んでいるものと思っていましたが、午後10時30分時点で「強風のため深夜便欠航が決まった」と報道されて驚きました。どうやら羽田の天候不良によるもののようです。何と!せっかく北九州で飛んでいるのに!

ちょっとがっくり来ましたが、風の強い日が一番多いのは3月であることを考えればありうること。こんな事態に負けずしっかりがんばってほしいものです。

写真は、飛び立つスターフライヤー1番機。ターミナルビル開館。受付ロボット「メーテル」

紙おむつ対策で指定袋配布-環境局予算審議

今日は予算特別委員会で環境局所管分の審議でした。

その中で、昨年5月から論議を進め12月議会で指定袋の値上げと廃プラスチック分別収集の同時開始、分別マニュアルやお試し袋配布やゴミステーションの整備などを決めて取り組みこととなった家庭ゴミ収集制度の見直しについて4点質問しました。
①見直しに伴って実施される施策について、昨年12月議会時点では12項目程度表明されていたと考えるが、それ以降、たとえば紙おむつ対策などだが、新年度予算案で改めて実施に移そうとする事業内容について示してほしい。
②福岡市はプラスチック収集を今後ともしないようだが、他政令市の動向は?
③古紙リサイクルの強化策は?。
④減量効果検証のためのフォローアップ市民委員会はいつ頃設置するか?の4点です。

当局からは、紙おむつを使う世帯への対応としては、新生児は母子健康手帳提示時に区役所で配布、要介護高齢者・障害者 保健福祉局名簿にもとづき宅配する。
政令市14市中9市が17年度中にはプラ分別を実施、平成22年頃までには自治体の8割が実施となるだろう。
古紙リサイクルについては、まずは面的に全ての校区で古紙回収ができるよう整備をすすめていきたい。
ゴミ減量の検証方法はいろいろとあると思う。どのような検証方法があ良いか検討してきたい。フォローアップ委員会については7月ごろには設置しなければならないのではないかなど答弁がありました。

また私が、今回の家庭ゴミ収集の見直しについては「環境局が議会や市民の声を受けて柔軟な対応をされて実施することに特長があると思っている。」と述べたのに対し、環境局長は「役所は一度決めたら変えないというのではなく、修正すべきは修正し、結果として、ごみの減量や環境の改善が進めばよいと思っている。今後ともご協力をお願いしたい。」と応じました。私は、画期的な良い答弁だと思っています。

委員会ではこの他、北九州の稀少生物などをまとめた[
北九州版レッドデータブック」を約2000冊程度作成することも明らかにされました。予算は200万円。

危機感の見えない答弁-教育委員会予算審議

雲仙市議会議員が研修旅行の宴会で「野球拳」をやって問題となったという報道が、我々の間でも話題になりました。ずっと以前にさかのぼれば、わが議会でも同じようなことがなかったと言い切れる自信はありませんが「今時まだこんなことやってるんだ?」と少々驚きました。議員たるもの、こういう件で話題になりたくないものですね。
さて、今日の予算特別委員会は、教育委員会所管分予算案の審議でした。

「刑法犯中学生の検挙数が3年連続千人超えている」

私は、少年非行防止について「市の刑法犯少年の検挙数は中学生が3年連続して1000人を超えている。学校外の生徒の指導については、現状ではどういうシステムになっているのか?効果的な指導方法はあるのだろうか?」とおたずねしたのに対し、担当課長さんの答弁は「非行は何よりも家庭や地域の教育力が低下していること。検挙数が多いのは、県警が取り組んでいるから。市では子どもを育てる10箇条など啓発している。」など極めて一般的なものでした。

分かり切ったことを並べても意味がない。どうしてこんな答弁になるのでしょう。中学生の検挙数が毎年1000人を超えているということへの危機感が、結局は希薄なんだろうなという気がしました。

私が少々ムッとして第二質問をしたためか、これを受けて今度は部長さんが「刑法犯少年の検挙数は減少しているが、1000人あたりの少年の検挙率では、全国が11.8人、県は19.9人に対し、本市では24.8人である。少年補導員さんらと連携し青色パトカーなども活用しながら、しっかりとりくんで行きたい。」と答弁されました。

この日の委員会では、本会議でも発言した「中学卒業後、就職も進学もしていない子の対策」について「その率が県平均・全国平均よりも高い。この原因はなにか。なぜ北九州市が多いのか。中学校卒業後の追跡調査はなされたことがあるか?」などと質問し、「確かにそうした調査は実施していない。数は少ないが一定の数で毎年そういう子どもたちが出る訳で追跡調査の価値はあるかもしれない。何ができるか検討したい。」との答弁がありました。

そのほか、新年度から実施に移される「子どもの読書活動推進計画」について質問し「4月23日の読書の日を中心にノーテレビ・ノーゲームデーなど多くの行事などを実施。朝の10分間読書活動の充実。学校図書室の開放。市民で考える読書会議設置」などの内容が報告されました。
私は、朝の10分間読書活動について、活動の意義と方法や経験を共有化をして中学校での実施拡大などを要望しておきました。  

 公民館類似施設(自治公民館)の改築補助改善が実現

また、かねてから小倉北区自治公民館連合会などから強い要望が出ていた改築改修補助金の複数回交付について「新年度から複数交付としたい。ただし、前回の交付から20年以上、建築から40年以上の館としたい。予算は総額で1300万円。この補助金交付については年2,3館としたい。」との答弁がありました。
この件については、ご要望を受けて私も何度も教育委員会に実施を求めてきたものですのでまずは制度実現を喜びたいと思います。 
確かに予算額は多くありませんが、まず制度改訂を実現することが大事です。交付を受けながら、現実に即した充実を求めていくことにしましょう。

今日の議論ではこの他、勝山公園のプールを廃止して、思永中学の改築で設置するプールを温水プールとして通年で使えるプールとする計画について、議員から「都心部の中で子どもたちが泳ぐ姿を市民に見てもらうことが良い」などの意見も出されました。
外から泳ぐのが見えるような現状のプールは、子ども達が被害者となる犯罪や盗撮などを考慮すれば適当とは思えません。中学の水泳授業と競合することもなく、市民が(子ども達も)冬でも気軽に泳ぐことの出来る整備がなされるなら、この計画で良いのではないかと思いました。

障害福祉予算の確保を-保健福祉予算審議

来年度予算案の審議は今日から三つの分科会に分かれての審議です。私は第二分科会所属ということで、第一日目は保健福祉局所管分の審議となりました。

本会議では発言を割愛した障害者福祉について、①相談支援事業と地域療育等支援事業、②障害児の放課後や長期休暇のサポート事業 ③高次脳機能障害者への支援事業 ④10月からの新障害程度区分での認定から利用までのスケジュールなどについて当局の見解を質しました。
またそれらの必要な予算を是非確保してもらいたいと要望したほか、地域活動支援センターへ移行できない小規模作業所への補助金増額、自立支援法下でのサービス費用負担の軽減措置や、認定から実施までの流れなど仕組みについて、充分周知徹底をお願いしたいなどの要望を行いました。 
その他、児童虐待防止について「児童虐待防止のネットワーク整備を進める」とした昨年の答弁後の対応を質しました。

 「認定子ども園」は慎重に検討すべきだ

また保育問題では、国が制度化しようとしている「認定こども園」について、「本市の保育需要は、絶対数が不足して緊急に対処していかなければならない首都圏などとは基本的に異なっている。
単純な保育所不足に政府が対処を迫られているからと、保育の質を考慮しないまま安易に新制度を導入させると、公私を問わず認可保育所を中心に、これまで確保されてきた本市の保育の質を低下させかねない。充分に留意されたい。」と指摘しました。

そのほか、健康危機管理体制の整備、動物の愛護と管理について独自条例の制定などについても要望を行いました。
以上、ご報告が項目の羅列ばかりになりました。あまり面白くありませんね。

新北九州空港が開港記念式典

今日は新北九州空港の開港記念式典でした。空港のスタートは16日なのですが、その日は平日で早朝から業務開始と言うこともあって、直近の日曜日である今日の記念式典となりました。

午前10時から新空港ターミナルビル内で関係大臣、国土交通省関係者など、お歴々が多数参加されてにぎにぎしく式典が行われました。ご来賓の挨拶では「この空港は極めて利便性が高いすばらしい空港だ」「21世紀の北部九州の時代を象徴する開港だ」などの言葉が並びました。なかには「平成15年度の100億円の補正予算がカギだった」などの自賛型のご挨拶もありましたね。

そもそもこの新北九州空港は国の第二種空港です。本来は、アジアをにらんだ国家的航空運輸行政施策としての位置づけがなされていなければならなかったはず。しかし、これまで国や政府、福岡県関係者がどれほどこうした点を意識して開港を準備し対応してきたかといえば、はなはだ心許ないというのが実情でした。

新福岡空港構想がつぶれたらいかんからと新北九州空港の整備には消極的だった人々がいました。「福岡と北九州、地元でなかよくやってください」と人ごとのようにのべた元担当大臣もいました。スターフライヤーという新規航空会社がきてくれたから良いものの、もしこれがなかったら今頃「需要予測と大きく乖離した非現実的過大な公共事業」と批判されていただろうことをどれほどの人々が真摯に受け止めてきたでしょう。

開港はおめでたいことだし、これから発展成長していってほしいですから、ここでケチをつけるつもりは一切ありません。しかし、この空港の発展可能性を力説しても、「本来、国家的施策のはずじゃないか」と主張してみても、暖簾に腕押し状態だった人々が、開港のとたんに「すばらしい空港で」と言われても「これからほんとに応援してくれるの?」という気になってしまいます。

ま、悪態はこれぐらいにしましょう。式典では、開港を待ち望みながら故人となった関係者の名前を挙げて感謝の意を表明しながらの末吉北九州市長のご挨拶が一番良かったですね。そのなかのお一人「一番機が飛ぶまでは死ねない」といいつつ亡くなった故大瀬俊男さんは、私の大学の先輩でもあり、若い私にも行政のことなどいろいろと教えて下さいました。天国で、今日の記念式典をきっとおよろこびのことでしょう。
写真は、テープカットの瞬間。それに、ターミナル内の様子。

生きることを考える映画「風のダドゥ」

北九州市で車いすバスケットボールに取り組む少年を主人公にした映画「ウイニング・パス」を監督して話題を呼んだ中田新一監督の新作「風のダドゥ」の試写会が午後7時から行われ、お招きをいただきましたので出かけて見てきました。

リストカットを繰り返す少女が阿蘇山中で助けられ、阿蘇ふれあい牧場で暮らすことになります。教え子の自殺から職をすてた元高校教師、失語症の少年など牧場で暮らす人々や元競走馬ジョニーとの交流を通じて、少女は次第に心を開いていくという物語です。 阿蘇の大自然とホースセラピーをモチーフとした映画ですが、試写会で挨拶にたった中田監督は「特別なドラマがある訳ではありませんが、生きることの意味を感じてもらえると良い」と述べておられました。

「ダドゥ」とは、草を食べた馬の腸が動く音のことだそうで、風に似ており馬の「生の証」として、映画で象徴的に使われています。ジョニー役の馬のオーナーは、ゼンリン前最高顧問の故大迫忍さんなのだそうです。

とにかく阿蘇の大自然が美しく撮られていますね。これを観るだけでも心和みそうでした。リストカットや自分らしい生き方、子どもたちと家族の関係など、生きることを考えることのできる映画だと思いました。

ただ難を言えば私は、ストーリーのわざとらしさがどうしても引っかかってしまいました。たとえば、主人公がリストカットをしようとした時、ジョニーが手からナイフをはたき落とす場面。尊大なIT社長をジョニーが振り落とす場面。主人公が自殺しようとするのを必死に止める少年の失語症が突然治って言葉を発する場面などです。

「まあ、こんなものさ」と気にかけずに楽しく観れば良いのかもしれません。あなたはどうご覧になるでしょう。
この映画は6月9日から、チャチャタウンで北九州独占上映となるそうです。おでかけになってはいかがでしょうか。

正しい情報を市民に知らせなかった!とのご指摘

私の質疑項目のうち「産科医師不足問題」について、読売新聞に報道されたことから市内の産科のお医者様からメールをいただきました。

「市の産科医療体制は崩壊しつつある、いやすでに崩壊しているのかもしれない」「現状を市当局はなぜ放置してきたのか」「市民にも正しい現状を知らせる努力が必要だ」などのご指摘でした。現場からの、厳しいご指摘です。市当局も、こういうお声を謙虚に受けとめるべきでしょう。
先生からは、併せて産科救急やハイリスクケースへの対応への懸念などもご指摘いただきました。

新聞報道はあまりなされませんでしたが、病院で減少する正常な分娩については市内の診療所などにお願いすることになるのでしょうが、リスクの高いケースについては国立小倉病院の産科診療がなくなることで、市立医療センターの総合周産期母子医療センターが一手に受けなければならなくなります。ところが現状の受け入れは限界であり、今後の増加には対応が出来ないという問題があります。
この点は質疑でも指摘しましたが、限られた時間での質疑でしたので、まだまだ質したい事項が残ってしまいました。これらの件を併せて来週からの予算特別委員会分科会で出来るだけ質したいと思っています。

いずれにしても産科医療問題は、国や地方のレベルを超えた緊急かつ重要な問題です。
今後も各方面のご意見をいただきながら取り組みを進めたいと思っています。ご指摘まことにありがとうございました。

各紙が取り上げてくれました。特に産科問題

昨日の質問について、今日の新聞各紙が産科医療問題を取り上げてくれました。(文学館や震災問題も書いてくれています。)「八幡病院も分娩中止」というのが一番ニュース価値があるとの判断なのでしょうか、これを中心に言及した記事が多かったですね。昨日の夕方のNHKでも、八幡病院を取り上げて報道していたようです。

でも、記者さんたちもほとんどご存じなかったとすれば、当局は一体いつからこういう状態を把握していたのか、具体的な対策はどう進めるのか、その辺をもっと記事にしていただきたかった気がします。実際、これから大変だろうからです。

私の質疑で論議できたのは、この問題のまだほんの一部。今後、関係者の方などのお話もおききしつつ予算特別委員会などでさらに解明すべきだと思っています。

ところで、昨日の本稿では震災についての私の質問にはここでふれませんでしたが、末吉市長の答弁で良かった点があります。
それは北九州市内の2本の活断層の評価で、現在の科学的知見では心配はいらないという点について、市長は「科学は常に進歩する。新しい技術などについてもウオッチしていく」「学者の間で異論が出されれば検討することが必要」など、現状に甘んじずに科学的知見についても注意を払っていくことを表明されました。これは良い答弁だったと思います。

ある新聞はこの点について「従来の持論を一部後退させ
た」と書きましたが、これが後退とはどういう意味なんでしょうかね。委員会などでも確認してみたいと思っています。

産科医師不足・文学館などで質疑

やっと本会議での私の一般質疑が終わりました。質問に立つのは慣れているとは言うものの、毎回違う課題であり、それまでの質疑と重複しないようにするのは案外大変なんです。結構、準備に時間もとられてしまい、本ノートも掲載が遅れました。(おいおい追いついて行きますのでご了承下さい。)

取り上げた課題については、詳しくは別途レポートさせていただきますが、今回は市内2本の活断層の評価など地震対策、それに非行少年の更正と再犯防止を願っての就業支援の提案(更生保護関係機関との連携)、そして深刻度を増す産科医師不足と市の体制整備、秋に開館予定の北九州市文学館の展示内容などについての4点を取り上げました。
もちろん、「自立支援法」が制定されて厳しい生活を余儀なくされる障害者支援策など他にも重要課題はたくさんありますが、障害者支援施策については今議会の代表質疑・一般質疑ですでに何回も取り上げられ、当局回答も出そろって、現段階ではそれ以上の回答も望めないことから、予算特別委員会で取り上げることにしました。

 現場の厳しさが伝わっていない!

さて、私の質問に対する答弁は、およそ想定内の回答でした。
特に産科医師の不足問題では、最大900を越える分娩が出来なくなること、その中には市立八幡病院の分娩中止も含まれていること。市立医療センターの総合周産期母子医療センターの比重がさらに重くなり、深刻な問題となるだろうことなどを指摘しましたが、当局答弁では「本市はまだ恵まれている」といった具合で案外のんびりです。(市民に必要以上の心配をかけてはいけないとの配慮もあるのかもしれませんが)
悲壮感すら伝わってくる現場の厳しさが、まだ理解されていないのではないかという気がしました。

また、八幡病院が分娩を中止するということについては、たぶん明日の新聞で取り上げられることになるでしょうが、この点を当局が発表したのは、先週末。議会で取り上げる直前です。私自身、先々週まで知りませんでした。適切な対策をとるためには、 現状の正しい把握と理解が不可欠です。議会や市民にも、適切に情報提供がなされなければならないでしょう。
 
文学館の現状案を市長は擁護

この点では、市文学館についても同様です。
文学館の展示内容が、議会で報告されていた内容と大きく変更されているのに、議会にも何ら報告されていない点を、私は今日少々厳しく指摘しました。
「そんなに大した変更でもないのに目くじらをたてて」と思われた関係者もあったようですが、常設展示の内容は文学館の基本に関わること、決して小さな問題ではありません。

展示内容についての議論の論点は、これまで明記され我々に報告されてきた「森鴎外・杉田久女・橋本多佳子などゆかりの作家コーナーなどは設置しない」という点でした。
本会議では「これら一級の作家たちの展示による感動の共有こそが文学館の原点だ」と思っている私と、「コーナーなどは必要ない。地元同人誌なども含めて文芸風土全体を網羅すれば良い」となってしまった現在の準備内容とでは、大きく観点がズレている点を質しました。

市長は答弁の最後に(世良議員の主張とは)「相容れない点がある」と述べて、ゆかりの作家コーナーなどを設置しない当局案を擁護する立場を表明されました。
すでに漏れ伝わってきたお話では、当局関係者の中には、この市長答弁を「大いに喜んだ」方々がおられたそうです。(私が、文学館にむやみにケチをつけているとでも思っていらっしゃるんでしょうかねえ。)

要は文学館が、その質の高い文学的業績に基づく感動を共有し、楽しい展示で市民に親しまれると共に、情報を発信して全国に誇ることのできるすばらしい文学館になってほしいと願うばかりです。

文学館は直営かつ博物館法適用ということで、どうやら今後所管が教育委員会に変わるようです。そうすれば、決算特別委員会の際は、私も分科会で論議できる立場になります。第二弾の議論を楽しみにしておくことにしましょう。

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