「育て!子どもら: 2007年7月」アーカイブ

無認可託児施設で痛ましい幼児の死-事件の究明を

もう暗くなってからのことでした。ある記者さんから「中井の保育園で、遠足に行っていた男の子が熱中症で死亡したようだ。保育園でご存じの方がいませんか?」という問い合わせがあり、驚きました。この地域には中井保育園という名前の保育園はありませんし、こんな暑いさなかに遠足にいく保育園というのも普通では考えられません。そこで関係者にお聞きし調べてみたら「中井保育園」という名前の無認可託児施設での事件でした。
詳細はまだ不明ですが、2歳児の男の子がワゴン車に3時間以上も取り残され熱中症で死亡するという痛ましくも決してあってはならない事件です。お亡くなりになった子どもさんのご冥福を心からお祈りするとともに、この事件の原因究明もしっかりなされる必要を痛感しています。
夜遅くにはテレビの報道も始まりました。報道では「私立の保育園」とされ、あたかもこれが認可された公的な保育園であるかのようですが、これは認可外の「託児施設」というべきもので児童福祉施設最低基準を満たした認可保育園とは全く別物の施設です。また、ワゴン車で付き添っていたのが「保育士」とされていますが、保育士とは保育士資格を持ちかつ登録をしていなければ保育士の名称を使ってはならない「名称独占」資格です。はたしてこの方たちは「保育士」だったのでしょうか。
事件の解明はこれからですが、私がかねてから主張し続けてきた無認可託児施設の問題性が改めて浮き彫りになった事件なのではないかと考えています。保育が必要な子どもたちの安全や保育の質をどのようにして確保していけばよいのか真摯に問い直していく必要があるでしょう。
今月の市議会保健病院委員会でもまずは事件の報告を求めていきたいと考えています。

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