「育て!子どもら: 2015年2月」アーカイブ

子どもの側に寄り添って

真宗光澤寺をルーツとする光沢寺保育園など4園が、それぞれ80周年から10周年をお迎えになり、その周年祝賀会が催されました。

光沢寺保育園では、私もかつて「一日保育士」を体験させていただいたこともあり、そのご縁や、日ごろから、藤岡佐規子先生をはじめ多くの先生方・関係者の方々から、保育行政や保育のあり方などに深いご指導をいただいている関係等からお招きをいただき、喜んで出かけました。

記念式典では、法人理事長の藤岡昭正先生がご挨拶のあと、永年勤続の職員さんへの感謝状贈呈。藤原北九州市副市長や、市保育所連盟・平沢透会長、市幼稚園連盟・村上順滋会長の来賓ご挨拶と続きました。

つづく記念祝賀会では、オープニングに共に光沢時中井幼稚園を卒園された二人の音楽家、ピアノの楠本隆一さん、ソプラノの中 真有美さんのすばらしい演奏が行われたほか、先生方の合唱や各園の園児さんたちからのビデオメッセージ紹介等、楽しいプログラムが盛りだくさん。

挨拶に立たれた藤岡佐規子先生からは、私のことも一日保育士体験のもようや日ごろの保育施策の取り組みなどを交えて、参加者の皆さまにご紹介いただきました。有難くも恐縮してしまいました。

一番新しい光沢時第二保育園の着実な10周年はもとより、戦前から80年続く光沢時保育園の取り組みまで、それぞれに苦労と喜びの連続であったことでしょう。

藤岡佐規子先生は、かつて障害のある子どもを受け入れることとなり、その子の保育に一所懸命になり、今立派な大人となったN君のことなどのエピソードを交えたご挨拶で、「大人の利便性優先でなく、保育は子どものためという視点を忘れずに」取り組むことの重要性を、改めて強調されました。

子ども子育て支援新制度のスタートと言う節目にあたって、保育政策の一端に係る私たちも「何よりも子どもの側に寄り添って」といつも諭される藤岡先生のお言葉を改めて噛みしめることが必要なのではないかと感じました。

ところで、上のN君は、私がかつてご相談に応じたことのあるご本人でした。お母様ご本人とも、大変しばらくぶりの再会でしたし、ピアノの楠本さんは、これまたかつて私たちが小さな演奏会を企画実施していた時にお付き合いいただいた演奏家でした。

偶然にも、懐かしい方々にお会いできて、大変嬉しいひと時になりました。

光沢寺4園の周年行事をお祝いし、皆さまの益々のご活躍を心よりお祈り申し上げつつ、お招きいただいたことに深く感謝申し上げながら会場を後にしました。

光沢寺HP1.jpg

不登校状態の子どもたちへの学習支援

厚生労働省の社会福祉推進事業としてNPO法人「抱樸」(奥田知志理事長)が取り組んだ、不登校引きこもり状態にある子どもへの学習支援事業の報告会が2月17日に開催されましたので、参加しました。

会では始めに、さが若者サポートセンターを運営しているNPO法人スチューデント・サポート・フェイス代表の谷口仁史さんの講演が行われました。

谷口さん.jpg

(困窮状態にある子どもたちへの訪問支援と多彩なネットワークを活用した重層的支援についての講演内容は非常に興味深いものでした。

厚労省の主導する地域サポートステーションの取り組みには、その有用性等をめぐって、多くの議論が交わされていることは承知していますが、谷口さんらの取り組みは、ノウハウの積み上げにより多くの成果をあげているとのことであり、今後さらに勉強させていただきたいと感じました。ここでは省略し、改めてご報告いたします。)

 

さて実は私は、かねてから、本市の不登校状態にある子どもたち(平成23年度で791人)を適切にケアしていくためには、学校だけの取り組みでは限界があり、別途NPO等との連携事業で学習を含む支援が必要だと議会でも提言してきました。(たとえば平成26年2月定例会3月3日の代表質疑などをご参照下さい。市議会HP http://www.city.kitakyushu.lg.jp/sigikai/index.html 会議録検索から。)

 

そこで厚労省の調査研究事業として開始されていたNPO法人「抱樸」によるこの学習支援の取り組みの結果に注目していました。

同事業では週2回の集合型学習と訪問型学習支援を実施したほか、子どもたちが社会を知り、人と交流する機会を作る各種イベントも実施。多くの学生ボランティアがかかわったほか、助言や評価等について学識者も参画されてきました。

同事業で、集合型学習支援事業に参加した子どもたちは保育園児から高校生まで21名。自宅などを訪ねる訪問型支援を行ったのは7名でした。

事業の結果、中学3年生5人は全員が高校に合格。(中にはさらに県立高校受験の準備をしている生徒もあるそうです。)中学2年生の男子ではオール2だった成績がすべて平均点以上に。数学は100点をとるまでになったと報告されました。不登校ひきこもり状態にあった小中学生が登校できるようになったことや、支援の過程で家族等の課題も見え、世帯への支援も開始しやことなどが報告されました。

お聞きしていて、不登校ひきこもり状態にある子どもへの効果的支援策として十分評価に値する結果だと感じました。

NPO抱樸の関係者をはじめ、有識者・学生ボランティアのみなさんの熱心な取り組みに敬意を表するとともに、私たちも、これらの取り組みを評価しつつ、不登校引きこもりなど困窮状態にある子どもたちへの効果的な支援の在り方を探って行きたいと考えます。

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