
「雑談ばかり」アーカイブ
地方自治に「独裁」は要らない!
どうやら橋下大阪府知事が任期中途で辞職し、大阪市長選挙に出馬することになったようです。選挙に「強い」?候補なので、大阪市は結構大変なことになりそうですね。
橋下市長の力の源泉は、結局は、あの河村名古屋市長などと同様、テレビで知名度があがったことだけであり、政治的実力とは無縁だというべきです。私はこれを「テレビ権力」とよんでいますが、これが結構、選挙に強い。不幸なことですね。
橋下氏の言葉は「大阪市から権限を引っぺがす 今政治に必要なのは独裁なんです」など刺激的で、面白い。ですが、本当の事を語っているのだろうか検証してみる必要がありそうです。
橋下氏が知事に当選したときでしたか「借金に頼らないで、府税などの収入だけで運営する」と語っていたことがあります。これを聞いて、私は「ああ、この人は素人だ」と思ったものです。公共事業などでは、橋やスポーツ施設など住民が長期にわたって使っていくものなどの建設費に府債を充てることは、ごく自然なことで、一般家庭が家や車のローンを組むのと変わりません。府債自体が悪いのでも何でもない。
ところが、そう主張しておきながら、現実には、大阪市では市債が減少しているのに対し、橋本府政での借金は逆に増えているのです。
彼の主張する「大阪府構想」は内容がないため、大阪市を廃止して「都」に一本化すればすべてがうまくいくかのような幻想を振りまいているだけのように見えます。
具体的に見てみると、多くの特別区をつくるため確実に無駄が増えること、都内で各区ごとに、さらには周辺自治体などとも格差が生じること、交通・病院・上下水道などを都が引き受けると住民サービスは遠いものとなり二重行政は解消されないこと、などなど、無駄をなくし住民サービスが充実する「理想」とは、逆の結果となかねない懸念材料に事欠きません。
市長選挙に勝った橋本氏(一年で辞めると公言しているらしい)が、「権限のひっぺがし」や「独裁」を叫んで、市議会や市職員はては住民と対立ばかりしている姿が想像されてしまいます。
地方自治に「独裁」は必要ありません。大阪市民は、ぜひ冷静に現実を直視して大阪氏の自治を守ってほしいものです。
島田紳助氏を評価する声に違和感
昨日、島田紳助氏が突然の芸能界引退を発表したことが大きな話題となっています。きっと彼は才能のある芸能人であったのでしょうが、しかし、メディアに登場する人々が、口々に「お世話になった」とか「すばらしい人で残念だ」「引退するほどのことか」など、引退を惜しむかのような発言をしていたのには違和感をもちました。
事実は、自分がかかえたトラブルを暴力団幹部に頼んで解決してもらった上で黒い交際が続いていたということなのに、厳しく指弾する声が少ないのは何故なのでしょう。
福岡県や北九州市では、暴力団排除条例を制定。市民等は「紛争の解決等のため暴力団員の利用」などをしてはならないと規定しています。暴力団への利益供与は厳しく罰せられ、親密な親交者は公表、事業者であれば公共事業から排除されることにもなります。
善良な国民市民が、暴力団によって不当に暮らしを脅かされることがないようにと全国で懸命な取り組みが進められている中で、公共性の強いテレビメディアがこうした「黒い交際」を軽微なものとしてしまうのでは、その見識と責任が問われようというものです。(特に自民党の丸山参議院などは、弁護士であるにも関わらず『こんなことで引退する必要はない』などと語っているのにはあきれます。)
この事態は、大阪芸能界と暴力団との親和性の強さが改めて表面化したものであり、橋下府知事も「大阪市解体」などという荒唐無稽な取り組みに血道を上げるよりも、この四月に施行されたばかりの大阪府暴力団排除条例の趣旨にのっとって、毅然とした取り組みを進めることの方がはるかに重要なのではないかと思いますね。
また、島田紳助氏のようなテレビメディアの寵児を作り出し、次々にお笑い芸人を登場させてテレビ番組を席巻させ、その安易な番組づくりが視聴者の顰蹙をかっていることを、テレビメディア関係者は自覚して、この際、大いに反省してほしいものだと思っています。









