「雑談ばかり: 2011年10月」アーカイブ

地方自治に「独裁」は要らない!

どうやら橋下大阪府知事が任期中途で辞職し、大阪市長選挙に出馬することになったようです。選挙に「強い」?候補なので、大阪市は結構大変なことになりそうですね。

橋下市長の力の源泉は、結局は、あの河村名古屋市長などと同様、テレビで知名度があがったことだけであり、政治的実力とは無縁だというべきです。私はこれを「テレビ権力」とよんでいますが、これが結構、選挙に強い。不幸なことですね。

橋下氏の言葉は「大阪市から権限を引っぺがす 今政治に必要なのは独裁なんです」など刺激的で、面白い。ですが、本当の事を語っているのだろうか検証してみる必要がありそうです。

 

橋下氏が知事に当選したときでしたか「借金に頼らないで、府税などの収入だけで運営する」と語っていたことがあります。これを聞いて、私は「ああ、この人は素人だ」と思ったものです。公共事業などでは、橋やスポーツ施設など住民が長期にわたって使っていくものなどの建設費に府債を充てることは、ごく自然なことで、一般家庭が家や車のローンを組むのと変わりません。府債自体が悪いのでも何でもない。

ところが、そう主張しておきながら、現実には、大阪市では市債が減少しているのに対し、橋本府政での借金は逆に増えているのです。

 

彼の主張する「大阪府構想」は内容がないため、大阪市を廃止して「都」に一本化すればすべてがうまくいくかのような幻想を振りまいているだけのように見えます。

具体的に見てみると、多くの特別区をつくるため確実に無駄が増えること、都内で各区ごとに、さらには周辺自治体などとも格差が生じること、交通・病院・上下水道などを都が引き受けると住民サービスは遠いものとなり二重行政は解消されないこと、などなど、無駄をなくし住民サービスが充実する「理想」とは、逆の結果となかねない懸念材料に事欠きません。

市長選挙に勝った橋本氏(一年で辞めると公言しているらしい)が、「権限のひっぺがし」や「独裁」を叫んで、市議会や市職員はては住民と対立ばかりしている姿が想像されてしまいます。

地方自治に「独裁」は必要ありません。大阪市民は、ぜひ冷静に現実を直視して大阪氏の自治を守ってほしいものです。

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